コアラさんが歩いた!【18話】

みなさん、こんにちは。

前回は、イエス様が産まれる前の

イスラエルの歴史的背景について触れました。

苦難の歴史を潜り抜けてきただけでなく

過去の預言者達を通して

神様はイスラエルの人々に救い主を送ると

数々の預言を残していたからこそ

それらを信じて待っていた人々。

これらの預言は

バプテスマのヨハネという人物が登場すると

ますます期待が高まります。

彼はイエス様より半年前に産まれました。

バプテスマのヨハネはイエス様の親戚です。

イエス様の母マリヤと、

バプテスマのヨハネの母エリサベツが親類でした。  

バプテスマのヨハネの父ザカリヤは祭司職でした。

バプテスマのヨハネが産まれる時

両親は御使いから啓示を受けていたそうな。

ヨハネは成長すると

荒野で修行生活を送り

「悔い改めよ、天国は近づいた」

と、人々に悔い改めを促し

ヨハネのもとに来る人々に

ヨルダン川で水による洗礼を授けていました。

人々は彼を過去の預言者エリヤの再来か

もしくは

彼が救い主(キリスト)なのかと質問しますが

彼はどちらも否定し、こう話します。

<ヨハネによる福音書1章23節>

彼は言った、

「わたしは預言者イザヤが言ったように

『主の道を まっすぐにせよと

荒野で呼ばわる者の声』

である」。

ところで、預言者エリヤと

預言者イザヤとは?

彼らは当時の人々の中で有名人でした。

大昔の預言者だけれど

伝説級に有名な存在とでも言いましょうか。

エリヤ預言者は

紀元前850年前後に活躍した預言者で

バアルという異邦の神を信仰する

北イスラエルのアハブ王に対して

3年半雨が降らないことを伝えたり

バアルという神を信仰する預言者たちとエリヤが

お祈り対決をして勝利したエピソードが

聖書に載ってます。

預言者エリヤから数百年後の預言に

こんな記述があります。

<マラキ書4章5節>

見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、

わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。

当時の人々はバプテスマのヨハネが

エリヤの再来ではないかと考えたようです。

そして

もう一人の預言者イザヤについて。

イザヤは紀元前700年代に活動した

南ユダ(北イスラエルの隣)の預言者で

神様に立ち返るよう人々に伝え

国の行く末や

救い主の到来について預言しました。

バプテスマのヨハネ自身は

自分はキリストでもエリヤでもないと返事をしたうえで、

「わたしは預言者イザヤが言ったように

『主の道を まっすぐにせよと

荒野で呼ばわる者の声』である」。

と答えていました。

ということは、バプテスマのヨハネは

過去の預言を成したすごい人ってこと!?

ところで

バプテスマのヨハネはイエス様と交流がありました。

イエス様がバプテスマのヨハネのところへ

洗礼を受けに行ったとき

バプテスマのヨハネはイエス様を見て

「見よ、世の罪を取り除く神の子羊」と言いました。

ヨハネがイエス様に洗礼を授けたところ、

御霊がはとのように天から下って、

イエス様の上にとどまるのを見たり

「これはわたしの愛する子、

わたしの心にかなう者である」

という神様の声を聞きました。
  

多くの人々を悔い改めに導き

民衆から慕われていたバプテスマのヨハネですが

当時の領主ヘロデの結婚問題を批判したことで投獄され

その後処刑されてしまいます。

バプテスマのヨハネの処刑を知ったイエス様は、

舟に乗ってそこを去り

自分ひとりで寂しいところへ行かれたと

マタイによる福音書14章に記されています。

その時のイエス様の気持ちがどうだったか

知る由もありませんが、

人々の信頼と期待を背負っていた

バプテスマのヨハネの死は

周囲に大きなショックを与えたかもしれません。

聖書を読み進めるほどに

コアラさん、ドキドキしてしまいます。

当時の状況があまりにもストレスフルだからです。

コアラさん、ストレスに弱いからなぁ。。。

よし、

今日はこの辺で終わりにします。

そうだ、今日は気分転換に川で水浴びしましょ~!