コアラさんが歩いた!【7話】

みなさん

こんにちは。

コアラさんが初めて新訳聖書を手にとって

最初のページを開いた時

びっくりしました……

ひたすら、名前の羅列だった。

<マタイによる福音書 1章~>

アブラハムの子である

ダビデの子、

イエス・キリストの系図。

アブラハムは

イサクの父であり、

イサクはヤコブの父、

ヤコブはユダと

その兄弟たちとの父、

ユダはタマルによる

パレスとザラとの父、

パレスはエスロンの父、

エスロンはアラムの父、

(以降も1章17節まで続く…)

コアラさん、ここで一気に読む気ダウン。

聞いたことがない名前だから

よけいに読みにくかったのかもしれません。

コアラさんと同じ思いをされてる方に

つたない説明ですが

少しでも読みやすくなるご紹介を。

ユダヤの人々はイエス様がお生まれになる

ずっと前から

救い主を求めていました。

神様のことばを預かる預言者たちは

ユダヤを救う存在について

数々の預言を残しています。

マタイによる福音書の

イエス様の系図は

「イエス様は

ユダヤの人々が待ちに待った

救い主だということが

この系図を見ればわかるから

読んでみてください」っていう

意図もあることを感じつつ読むと

少し見えてきます。

例えば、こちら。

<マタイによる福音書 1章5節~6節>

サルモンは

ラハブによるボアズの父、

ボアズはルツによる

オベデの父、

オベデはエッサイの父、

エッサイは

ダビデ王の父であった。

(以下省略)」

はあ…

やっぱり名前の羅列です。

ここでみなさん、

エッサイという名前にご注目を!

イエス様がお生まれになる

700年以上前に

イザヤ預言者がこう記しています。

旧約聖書  

<イザヤ書 11章1~2節>

エッサイの株から

一つの芽が出、

その根から一つの若枝が

生えて実を結び、

その上に

主の霊がとどまる。

これは知恵と悟りの霊、

深慮と才能の霊、

主を知る知識と

主を恐れる霊である。

この聖句は

キリストを預言している聖句の一部分です。

ざっくり説明すると

エッサイという人の子孫から

救い主がお産まれになりますよ、と。

ダビデ王のお父さんがエッサイで

ダビデ王は紀元前1000年頃

活躍したイスラエルの王様。

エッサイやダビデより

300年ほど後の時代のイザヤ預言者が

キリストについて預言しました。

そして、

マタイによる福音書の冒頭部分にご注目。

「アブラハムの子であるダビデの子、

イエス・キリストの系図。」

アブラハムの子孫の中にダビデ王がいて、

ダビデ王の子孫からキリストが産まれました

ということを伝えているこの聖句は

マタイによる福音書にある系図を読むと

過去に預言者たちが

イスラエルに救い主がいらっしゃると

書き記した数々の旧約聖書の預言は

イエス様が成就されていたでしょう?

イエス様は

アブラハムやダビデ王の血を引く子孫であり

その他の旧約聖書の様々な

キリストに関する預言を成就されたから

間違いなくイエス様が

神様が送ってくださった救い主ですよー!

と、証拠となる系図を

マタイによる福音書で語っていたんですね。

なるほどです!

だから、一番最初の最初で

ずーーーっとずーーーっと

名前を書いていたんですね。

この系図の中に出てくる人たちは

重要な人たちが多いので

また改めて紹介させて頂きます。

ふぅ、

なんか、聖書って

情報量多いです。

頭がパンクしそうなので

今日はこのへんで。

そんなこんなで

今日もコアラさんは

勇気を出して

少し歩いてみたのでした。