コアラさんが歩いた!【9話】

みなさん、こんにちは。

今日はダビデという

聖書に出てくる重要人物について

簡単に紹介したいと思います。

まずは、前回の話にも出てきた聖句から。

<マタイによる福音書1章1節>

アブラハムの子であるダビデの子、

イエス・キリストの系図。

ここでいう「子」とは

子孫という意味で語られてます。

イエス様はダビデの子孫なんですね。

ところで、ダビデってどんな人?

ダビデは

紀元前1000年頃に活躍した

イスラエルの王様です。

王様だから

王族の出身なのかと思いきや

そうではありませんでした。

神様が

サムエルという預言者

(神様の言葉を預かる人)を通して

ダビデを王として選びました。

<サムエル記上 16章1節>

さて主は

サムエルに言われた、

「わたしがすでに

サウルを捨てて、

イスラエルの王位から

退けたのに、

あなたはいつまで

彼のために悲しむのか。

角に油を満たし、

それをもって行きなさい。

あなたを

ベツレヘムびと

エッサイのもとに

つかわします。

わたしは

その子たちのうちに

ひとりの王を

捜し得たからである」。

これは、神様が

サムエル預言者に語られた言葉です。

当時、イスラエルはサムエル預言者を通して

神様が選んだサウル王が

イスラエルを統治していました。

神様がサムエル預言者を通して

選ばれた王様なので

戦争をするときも、まずは

サムエル預言者が神様に燔祭を捧げ

サウル王も必ず同席し、

神様に祈ってから戦争をしていました。

ある時サウル王は、

神様に燔祭を捧げる時に

サムエル預言者の到着を待ちきれず

自ら燔祭を捧げてしまいます。

また他の場面でも

神様がサムエル預言者を通して

仰った事柄を守りませんでした。

神様はサウルを王様に選んだ事を悔いて

他の者を王に立てると仰り

後に選ばれたのが

ベツレヘムに住んでいた

エッサイの8人の息子のうちの末っ子

少年ダビデだったのです。

ダビデは数々の戦争で

功績をあげるようになりました。

そして、サウル王の娘ミカルを妻に迎えます。

しかし、ダビデが

功績を上げれば上げるほど

サウル王はダビデに脅威を感じ

その命を狙うようになります。

サウル王が何度もダビデを殺そうとしたため

ダビデは逃亡生活を余儀なくされます。

コアラさんが

聖書を読み進めて驚いたのは

ダビデは

どんなに辛い逃亡生活だとしても

神様を信頼し

神様に感謝し

神様をほめたたえ続けたことです。

神様から王になるよう選ばれ

サウル王に妬まれて

命を狙われるようになったダビデ。

どんな時も

神様に頼り、祈り求めました。

ダビデの命を幾度となく狙ったサウル王は

他国との戦争で自害しました。

ダビデはヘブロンで即位し、ユダを治め

7年後にエルサレムでイスラエル全体を統治しました。

ダビデ王は

神様に栄光を帰すようにと

イスラエルの民を教え導きました。

国政のみならず、信仰の面においても

リーダーシップを発揮したダビデですが

何度か罪を侵して、

神様に悔い改めています。

コアラさんが驚いたのは

ダビデがどんな罪を犯したのか

しっかり書いてあったこと。

多くの歴史書は

国の主権者が

自分の功績を残すために記録し、

自分にとって都合悪いことは

書いてない場合があります。

あらまあ、

こんなことまで書いちゃって・・・

コアラさんだったら、

自分の過ちは恥ずかしいから

書かないでくださいって思うし

なんとも不思議な本だなあと思いました。

聖書は人間が書き記したものですが、

神様の視点で記されているから

神様から見て

イエローカードやレッドカードが出るものは

しっかり記録に残してたんですね。

これはダビデに限ったことではなく

他の聖書の登場人物たちにも言えます。

また、旧約聖書の詩編には

ダビデが数々の困難の中でも

辛い心境を神様に伝え

神様を心の支えとし

神様に感謝し、

賛美する様子が記されています。

<詩編23篇>

ダビデの歌

「主は

わたしの牧者であって、

わたしには、

乏しいことがない。

主はわたしを

緑の牧場に伏させ、

いこいのみぎわにに

伴われる。

主はわたしの魂を

いきかえらせ、

み名のために、わたしを

正しい道に導かれる。

たとい、わたしは

死の陰の谷を歩むとも

わざわいを恐れません。

あなたがわたしと

共ににおられるからです。

あなたのむちと、

あなたのつえは

わたしを慰めます。

あなたは

わたしの敵の前で、

わたしの前に宴を設け、

わたしのこうべに

油をそそがれる。

わたしの杯は、

あふれます。

わたしの

生きているかぎりは

必ず恵みといつくしみとが

伴うでしょう。

わたしは、

とこしえに

主の宮にむでしょう」

ダビデの生涯は多くの苦難があり

困難の中でもひたすら神様をほめたたえ

神様に栄光を帰した人生でした。

神様に選ばれた人なら

順風満帆な人生かと思いきや

波乱万丈の人生を歩んだダビデ。

どんな時も

神様に祈り求め

神様に感謝し

神様をほめたたえること

これができる人だったから

神様が王として選んだのかもしれません。

ダビデの人生を思うと

感慨深いものがあります。

ふぅ、なんだか満腹してきました。

コアラさん

いろいろと食べ過ぎちゃったかな。。。

今日はここらで終わりにします。

お腹が落ち着いたら

後でゆっくり

歩くことにします。