みなさん
こんにちは。
みなさんは夢、見ますか？
コアラさんの夢には葉っぱがいっぱい出てきます。
やっぱり好きだからかな。
ところで、今日の主人公は
夢といえばこの方！
という聖書の重要人物について
簡単にご紹介します。
旧約聖書に登場するヨセフです。
アブラハムのひ孫です。
アブラハムの息子がイサクで
イサクの息子がヤコブで
ヤコブの12人の息子のうちの
11番目の子がヨセフです。
ヨセフの人生は波乱万丈で
苦労の連続の末に
エジプトの全国のつかさになった人物です。
全国のつかさって？
今で言う宰相とか
総理大臣のような役割です。
ヨセフの人生について触れる前に
ヨセフのお父さんのヤコブと
その妻たちのご紹介を。
ヤコブには12人の息子たちがいますが
4人の女性から産まれています。
レアとレアのつかえめジルパ、
ラケルとラケルのつかえめビルハの4人です。
ちなみにレアとラケルは姉妹です。
そして、ヤコブとこの姉妹たちは
いとこ同士です。
ヤコブの母の兄が
姉妹たちの父のラバンでした。
ヤコブはラケルを見初めて
彼女と結婚したいと
おじのラバンに願い出て承諾を得ます。
念願叶い、結婚して
次の日起きたら隣にレアがいて
ヤコブがびっくり！！！
おじのラバンに抗議すると
この地方では、
妹を姉より先に嫁がせる習慣はないと言われ
レアを最初の奥さんとし
その後ラケルとも結婚。
一夫多妻の大家族です。
そして、これも当時の風習なのでしょうか、
ラケルは長い間子供に恵まれなかったため
自分のつかえめビルハを
夫ヤコブの妻とし、
レアも何人か子供を産んだ後に
自分のつかえめジルパを夫ヤコブの妻としました。
それで、ヨセフは誰の子かというと
ヤコブが見初めた、最愛の妻ラケルの長男です。
ヤコブにとっての11番目の息子で、
ラケルにとって待望の長男でした。
しかし、ラケルは次男ベニヤミンを産んだ際
難産で亡くなってしまい
ヤコブは一番愛する妻を失ってしまいます。
年寄り子、かつ
最愛の妻の長男だったヨセフは
腹違いの兄達に憎まれるくらい
愛されてたようです。
ヨセフは夢をよく見る人でしたが
兄達がヨセフに頭を下げることを
表している夢を見たと兄たちに報告し
兄たちムッとします。
で、ここからすごーくざっくりいきます。
ある日、ヨセフは兄たちによって
奴隷として売られてしまいます。
兄たち、お父さんのヤコブには
ヨセフは獣に襲われたと報告。
それを聞いたヤコブは悲しみのどん底。
奴隷として売られたヨセフは
エジプトのファラオに仕える役人
侍衛長ポテパルの家の奴隷になる。
ヨセフの働きぶりをポテパルが評価、
家の切り盛りほとんどを任されますが
男前のヨセフに惚れたポテパルの妻、
ヨセフに言い寄る。
ヨセフが断って逃げる。
そしたら、ポテパルの妻がポテパルに
ヨセフに襲われそうになったと偽証し
ヨセフは牢屋で何年か過ごす。
牢屋にいた時に
同じ牢屋に入ってきた
ファラオの給仕役と料理役の夢を解く。
2年後、ファラオが悪夢を見て
解き明かせる人を探す。
給士役がこの時ようやくヨセフを思い出し、パロに進言。
ヨセフがファラオの夢を見事に解き明かす。
7年の豊作の後に7年の凶作が来るから
豊作のうちに備えておきましょう、と。
解き明かしと対策に超絶感動したファラオが
ヨセフをエジプトの全国のつかさに大抜擢。
ヨセフ、豊作の時に食物を賢く管理保管。
その後、凶作のときに
エジプト国内だけでなく
近隣諸国の民たちも
エジプトに食料を買いに来る。
お待たせしましたーーーーー！！！
ここにやってきたのが
かつてヨセフを売り飛ばした10人の兄たち！
ヨセフは彼らを見てすぐに気付きましたが
兄たちヨセフに全く気付かず。
まさか自分たちが奴隷に売った弟が
エジプトでつかさしてるなんて
夢にも思わなかったでしょう。
読んでるこっちか
ドキドキハラハラするような
様々なやりとりがあって
兄たちが２度目にエジプトへ
食料を買いに来た時のこと。
ヨセフが計らったことにより
ヨセフと母を同じくする弟、ベニヤミンが
奴隷としてエジプトに残る事態に。
これに青ざめた兄たち
4番目の兄のユダが
ヨセフに近付きこう話します。
自分達が、過去に弟を
奴隷に売った罪があることを告白
末の弟ベニヤミンが
父ヤコブのもとに戻らないと
父が悲しみに暮れてしまう
自分が代わりに奴隷になるから
ベニヤミンは父の元に
帰れるようにしてほしいと懇願します。
ここでヨセフ
初めて自分がヨセフだと兄たちに告白。
兄たち驚愕。
ヨセフが兄たちに語りかけます。
<創世記 45章5節>
しかしわたしを
ここに売ったのを
嘆くことも、
悔むこともいりません。
神は命を救うために、
あなたがたよりさきに
わたしを
つかわされたのです。
ヨセフとベニヤミン、涙の再会。
(コアラさん号泣)
ヨセフは兄たちとも抱き合い
泣いたのでした。
エジプトのファラオは
ヨセフの兄弟たち来たという噂を耳にし
ヨセフの一族がエジプトに来ることを歓迎。
ゴセンという地に住んで良いとお達しが。
兄たちはカナンの地に一旦帰り、
お父さんのヤコブにヨセフの事を伝える。
お父さん気が遠くなるが、
息子の生存を喜ぶ。
そして、ヤコブと息子たち含め一族全員で
エジプトの地に移住することになりました。
今回の話はここまでです。
このように、ヨセフは夢を見るだけてなく
夢を解く能力があって
当時のエジプトの危機を救っただけではなく
ヨセフが子供の時に見た夢は
エジプトで、
兄たちがヨセフにひれ伏すという
場面を通して成就されたのでした。
今日はだいぶ頑張ったので
休憩しましょう。
コアラさんもお昼寝します。
いい夢見れますように。
参考聖句
<創世記 37章6節～10節>
ヨセフは彼らに言った、
「どうぞわたしが見た夢を
聞いてください。
わたしたちが畑の中で
束を結わえていたとき、
わたしの束が
起きて立つと、
あなたがたの束が
まわりにきて、
わたしの束を
拝みました」。
すると兄弟たちは
彼に向かって、
「あなたはほんとうに
わたしたちの
王になるのか。
あなたは実際
わたしたちを治めるのか」
と言って、
彼の夢とその言葉のゆえに
ますます彼を憎んだ。
ヨセフは
また一つの夢を見て、
それを兄弟たちに
語って言った、
「わたしは
また夢を見ました。
日と月と十一の星とが
わたしを拝みました」。
彼はこれを父と兄弟たちに
語ったので、
父は彼をとがめて言った、
「あなたが見たその夢は
どういうのか。
ほんとうにわたしと
あなたの母と、
兄弟たちとが行って
地に伏し、
あなたを拝むのか」。
