コアラさんが歩いた!【11話】

「タイトル名のわりに

コアラさん歩いてないやん」

という声が聞こえてきたので

今日はちょこっと歩いてみようと思います!

ところで、

コアラさんの興味は

寝ることと食べることなんですが

そんなコアラさんが

聖書のどういうところに

面白さを感じたのかをお話します。

聖書は神様の視点で

人間に向けてのメッセージを書いてます。

書かれている内容は

人間の歴史でもあるのだけれど

過去に神様が仰ったことが

未来で成し遂げられている場面が

たくさんあります。

その中の一つがこちら。

↓↓↓

アブラハムが深い眠りについていたときのこと。

<創世記 15章13~14節>
 

時に主はアブラムに言われた、

「あなたはよく

心にとめておきなさい。

あなたの子孫は

他の国に旅びととなって、

その人々に仕え、

その人々は彼らを

四百年の間、

悩ますでしょう。

しかし、わたしは

彼らが仕えたその国民を

さばきます。

その後かれらは

多くの財産を携えて

出て来るでしょう。」

神様がアブラハムに仰った事柄は

後にアブラハムの子孫たちの時代に

成されました。

まず

アブラハムのひ孫にあたるヨセフの時

ヨセフがエジプトの全国のつかさになったことで

一族全体がエジプトに移住しました。

年月が経ち

ヨセフを知らないエジプトのファラオによって

イスラエル民族(ヘブル人と呼ばれていました)は

奴隷にされ

エジプトで重労働に苦しみます。

しかし、モーセという人物が

神様に命じられて立ち上がります。

ヘブル人をなかなか手放そうとしない

エジプトのファラオを前にして

神様がモーセを通して

10の災いをエジプトに行い

自分の長子まで失ったエジプトのファラオは

ヘブル人がエジプトを出ることをようやく承諾

でもそのあとすぐ

イスラエルの人々を追っかけてきます。

最終的には

モーセが紅海を分けて

ヘブルの人々全員を

エジプトから脱出させる

という出来事を通して

成就されました。

当時のアブラハムには

想像もできなかったような出来事が

子孫たちの時代に

神様の力強い導きによって

すべて成されたのでした。

こんな感じで

聖書の中で、神様や

神様が送った預言者たちが語る言葉が

その後、どの時代に

実現したのかを知るのが興味深いです。

それと、もうひとつの面白さは

過去の物語のようだけれど

いろいろ気付かされる事もあることです。

前回書いたヨセフについて

すごいなと思ったのは

ヨセフが

一時の出来事だけで何かを判断せず

自分の人生全体を通して

神様の導きを感じていたこと。

コアラさんが読む限り

ヨセフは誠実に生きた人だと思いますが

父親の愛情を一身に受けていたこともあり

兄たちに憎まれて

奴隷として売られてしまって、

人生の大半はひたすら苦労の連続でした。

コアラさんだったら

「神様はコアラさんのこと

忘れちゃったのかな。

何で助けてくれないんだろう。」

って不安に思ってしまいそうな状況ですが

最終的には

「夢を解く」という

神様から頂いた能力がきっかけとなり

エジプトの全国のつかさにまでなってて

自分を売った兄たちに再会した時も

兄たちを恨むどころか

「そのことを悔やんだりしなくていい、

これは神様が私たちを

救うためになさったことだから。」

って言ってて

神様がヨセフだけじゃなくて

ヨセフの一族を

飢饉から救うためのことだったと

そこまでの考えに至る精神というか

神様を疑わず、恨まず

神様に信頼を置くヨセフを前にして

コアラさんはひたすら脱帽でした。

コアラさんの小さい頭では

とうていそこまで考えが及びません。

コアラさんは

今現在起きてる事に焦点が行き過ぎて

あんなことがあったら

兄たちを恨んじゃうし

「神様はどうしてコアラさんを

こんなに大変な目に遭わせるんですかー!」    

って怒りながらお祈りして終了っていうのが

お決まりのパターンですから。。

そんなこんなで

聖書で語られる

神様の御言葉の成就に目からうろこなのと

聖書の登場人物たちの人生を読みながら

「あぁ、なんかコアラさんへの

メッセージがいっぱいあるわー。」

って感じつつ読んでます。

ヨセフやモーセについては

アニメとか映画もあるから

興味ある方は観てみるとイメージしやすいかもしれないです。

コアラさん

そろそろ歩くの疲れちゃったんで

今日はこのへんで。